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オバの日記

映画と文化に触れた瞬間。

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『 ケンタとジュンとカヨちゃんの国 』

三人なら、生きられる

同じ施設で兄弟のように育ったケンタとジュンは、工事現場でひたすら壁を壊す仕事をしながら職場の先輩に執拗ないじめをうけていた。ある日ナンパに出掛けた二人はカヨちゃんと出会う。それ以来ジュンはカヨちゃんの部屋に転がり込んでいた。低賃金、過酷な労働環境・・・すべてをぶっ壊して三人は旅に出る。行く場所も、戻る場所もない。彼らが行き着く先は・・・。


ケンタくんは言った。

「世の中には二種類の人間がいる。一つは人生を自分で選べる人、もう一つは選べない人。俺たちは後者だ。」

大森立嗣監督といえば、大森南朋の兄でもあり、
あの衝撃的な『ゲルマニウムの夜』が記憶に残る。
あれはすごかったなぁ~と思い起こしながら、これも観なきゃと勝手に思ったのです。

生活に溶け込めない。
目の前にある壁をぶっ壊したら、新しい世界が広がっているハズだ。
だから壊してやる。
きまってるだろ?
と言わんばかりに、ケンタはすべてをぶっ壊した。

もちろんそこから逃げて、逃げたということは何処かに行かなければならないのだが、
肝心な行くところが見つからない。

昔いっしょに施設で育った兄は、やはりぶっ壊していた。
その兄に会いに網走に向かう。

でもそれはすぐに終わるのだ。
頼りもむなしく期待はずれに終わり、信じてきたその考えすら否定され、
今度は本当に行くところがなくなった。
戻るところもない。

“何にも属していない人間が旅に出たら何処へ行き、何が起きるのか”

監督が書き上げた脚本のテーマが、重く突き刺さる。
生きるすべを持たないとはこんなにも恐ろしいのかと。

多部未華子が演じるキャバ嬢?が、ひたすら夢を語るシーンがある。
何歳に結婚して、大きな白い家に住んで、旦那様は・・・と、別に普通のことだろう。
「誰が決めたの?」というジュンの言葉に気付かされた。
それがどう幸せなのかイメージも湧かない、そんなことは考えたことすらない、
人生を自分で選ぶなんてことはできないのだ。
こんなふうに夢が語れることだけでも幸せってことなのだ。

久しぶりに新井さんの演技を観た。
やっぱり迫真の演技、緊張がはしった。
そして、ブスでバカでワキガの役を見事に演じた安藤さん。
本当にバカで、笑えるくらいバカで、上手でした(笑)


監督・脚本:大森立嗣
出演:松田翔太、高良健吾、安藤サクラ、新井浩文、小林薫、柄本明
ケンタとジュンとカヨちゃんの国
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  1. 2010/06/12(土) 17:51|
  2. 邦画
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