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オバの日記

映画と文化に触れた瞬間。

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『 タクシデルミア/ある剥製師の遺言 』

人間の欲望は、この世でもっともおそろしい。

厳しい戦場で現実逃避するため夢想する祖父、過酷な大食いトレーニングで肉体の限界に挑む父。そしてその息子ラヨシュが秘かに企む究極の芸術作品としての“剥製”。いつの時代も、愛や成功、不死を求める人間という存在を、恐ろしくも可笑しく描いたダークファンタジー。


グロテスクでありながら、まさにアート!

時代も背景も全く違う、異形異端の3代記。

このビジュアルセンスには、本当に驚かされる。
まさにアートなまでの映像美に、目をそらしたくてもそらせない!!
そんな感じですよ(笑)

第一部。兵士である祖父が主人公。
現実逃避のための夢想といえばキレイに聞こえるかもしれないが、
それはいわゆる自慰行為であり、彼はそれにしか解放を求めることができないように思う。
しっかりと隠すことなく映すところもさすがだが(笑)
あの回数と内容と映像から、途中なんの映画を観ているのかわからなくなってきたっていう(笑)

第二部。その息子に生まれた父は大食いアスリートである。
ギャル曽根みたいにキレイに美味しそうに食べればいいけど、
その喰いっぷりがこれまた・・・。。
そして休憩に皆で嘔吐しまくるっていう。

第三部、現代。大食いチャンプ同士の両親のもとに生まれたこの息子は、
似ても似つかず華奢な男で、剥製作りに取り付かれる。
太りすぎて今や動くこともできなくなった父の面倒を見るが、
その父といえば昔の栄光にしがみ付いている最低な男だ。
自分と正反対に華奢で、剥製作りなんてしている息子を情けなく思っているようで大喧嘩となる。
そのあとの悲劇?は、とてもここでは言えない。。。

そんな時代背景も世界もすべてが異なる3世代の物語だが、
すべてをうまく繋いでいるのは、一連のイメージとアートな見せ方でしょう。

浴槽(ベッド?もはや何にでもなる)を中心に、床も天井もぐるりと回転しながら見せる回想シーンは素晴らしい。
さらに、マッチ売りの少女の飛び出す絵本に、自分を登場させてしまうという
夢想の世界の見せ方も圧倒的。

生々しいお肉が登場するシーンがいくつかあるが、
グロテスクで気持ちが悪いのと同等に、それは鮮やかで美しい。

剥製師の求めた究極の美術作品―。
この衝撃的結末に驚きと感銘を受ける。


監督:パールフィ・ジョルジ
出演:ツェネ・チャバ、トローチャーニ・ゲルゲイ、マルク・ビシュショフ
タクシデルミア
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  1. 2008/05/18(日) 18:57|
  2. 洋画
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音楽:ACIDMAN、the pillows、MO'SOME TONEBENDER、THE NOVEMBERS、東京事変(椎名林檎)、aiko

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